車いすテニスについて
車いすテニスの歴史
・1976年にアメリカ人ブラッド・パークスによって始められた。その後レクレーション的なものからプロスポーツにまで発展している。
・日本の車いすテニスは1983年に始まった。各地で実行委員会方式によって国内大会を開催するようになり、情報交換や日程調整などの必要から1986年に日本車いすテニス連絡協議会が発足した。翌1987年に日本身体障害者スポーツ協会の種目別団体となる。
・1988年にはランキング方式導入のために日本テニスプレーヤーズ協会に改組。同年の国際車いすテニス連盟(以下IWTF)発足にあわせてインテグレートのための日本車いすテニス協会(以下JWTA)を組織(発足は1989年)。
・1991年にはプレーヤーズ協会と旧JWTAが合同して現在のJWTAに再改組。1997年度までに全国への普及活動を終える。
・国際的には、急速に普及した1988年にアメリカでIWTFが設立され、国際的な車いすテニスの統括、普及、発展が組織的に行われるようになった。
・創設メンバーは8カ国で、旧JWTAが日本の窓口として発足時から加盟。現在では80カ国以上の国で車いすテニスが行われていると推定される。
・IWTFは1991年に事務局をロンドンのITF(国際テニス連盟)内に移し、そのバックアップにより普及活動が強化された。
・1998年にIWTFはITFに完全統合され、同時にIWTF加盟各国の選手や各国の車いすテニス団体・関係者等がその連携を維持するために国際車いすテニス協会(以下IWTA)がITF車いすテニス委員会の諮問機関として発足した。
・JWTAはアジア地区担当として、ITF・IWTAと連携して普及等の国際活動に協力。その結果、アジアのリーダー国として認められてIWTA(現57カ国)内で最も投票権の多い(5票)加盟国である。
・2013年の会員数は370名ほどで、国内の競技人口は500名程度と推定される。
車いすテニスのルール
・車いすは体の一部と考える。
・2バウンドまでの返球が認められる。
・故意に車いすから離れてプレーしてはいけない。
・上記以外は通常のテニスと同じルール。
・男子、女子、クアッドの3クラスに分けられる。
テニス用車いすと日常用車いす
テニス用車いす
日常用車いす